みなさんこんにちは、おさちです。
気が付けばもう4月。新社会人になる皆さんは、どきどきしている頃ではないでしょうか。
社会人と学生が大きく違うのは「自分自身で、働いたお給料をもとに自分の生活管理と将来設計をする」ということです。
ですが学校では学問のことは教えてくれるけど、お金のことは教えてもらえません。
なので、自分の仕事や生活に関わる「お金のこと」は自分自身で知っていくことが大切です。
今回は、新社会人が知っておいた方が良い「お金の話」をしたいと思います。
目次
社会保険について知る
ひとくちに「保険」と言っても様々な種類の保険があります。生活する上で、必ず関わってくるものですし、必ず必要なものなので、よく知っておくようにしましょう。
社会保険とは
社会保険とは、 会社員生活を送る中で、何かあったときのリスクに備えるための国が定めている制度です。
「社保完備」という会社に勤務する場合、社会保険に加入しなければならず、毎月のお給料から引かれる仕組みになっています。
この社会保険料は会社が折半して国に払ってくれているので、お給料から引かれるのは本来払うべき金額の半分になっています。
お給料から引かれている社会保険料は4種類あって、「健康保険」「厚生年金」「雇用保険」「介護保険」です。
介護保険だけは40歳の誕生日の前日がある月に、天引きされるようになっています。
また、給料からの天引きはありませんが、会社が保険料を負担している「労災保険」というものもあるので知っておきましょう。
もし通勤中や業務中にケガをした場合に、その労働者本人や遺族に保険給付を行う制度です。
「所得税・住民税」について知る
毎月の給料からは、所得税と住民税も天引きされています。
「所得税」は収入によって決められるものであり、収入が多いほどその給料から天引きされる金額が高くなります。
また、社会人2年目からの人は「住民税」も引かれるようになります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
年金について知る
年金制度は、自分の老後に関わってくる大切な制度です。今まで、あまり関心を持ってなかった人もいるかもしれませんが、その制度についてよく理解しておくようにしましょう。
年金の仕組み
日本の年金制度は2階層になっています。
会社員の人は必然的に「厚生年金に加入」ということになります。
日本国内に住所がある人は、20歳から国民年金に加入します。その際には年金手帳が発行されます。
4月入社の方は、通常5月に支払われる給料から保険料が引かれるところが多いでしょう(4月支払分から天引きする会社もあります)。
お給料から引かれるのはつらいかもしれませんが、きちんと支払っていれば、将来もらえる年金額に反映されます。
確定拠出年金(企業型)とは
企業型確定拠出年金(企業型DC)は、国の年金制度にプラスして積み立てることができる年金制度です。
残念ながら、少子高齢化の影響で将来もらえる年金額は少なくなると言われています。その対策の一つとして、今この確定拠出年金という制度が注目されているのです。
企業型DCのポイント
- 掛金は会社から出る
- 運用商品は自分で選ぶ
- 転職しても移動できる
- 節税のメリットもある
- 最終的にもらえる金額は自分の運用次第
「掛金は企業が負担してくれるけれど、運用結果は従業員の自己責任」になります。運用成績によって将来もらえる年金の額が変動します。
企業の掛金に、従業員が掛金を上乗せする「マッチング拠出」というものもあります。
貯金と節約について意識してみる
節約しつつ上手く貯金する
社会人として働き始めたら、「貯金」と「節約」についても少し意識してみるようにしましょう。
社会人になって何年か働くうちに、結婚・出産・転職、など様々なライフイベントが起きてきます。そしてライフイベントごとには必ず「お金」は必要になってきます。
ですが、お金は急には貯まりません。
まず意識してみるのは、毎月の固定費です。例えば、「スマホを格安スマホに変えてみる」などの方法もあります。
その他にも、さまざまな方法で「ポイントを貯めてお買い物をする」というのも節約になりますね。
そして自分がどこにどんな風にお金を使っているかを把握すると良いでしょう。
見やすくて可愛い家計簿アプリも、沢山でているので参考にしてみてください。
少しでも自分の使っているお金を把握して、節約ができるとその分を他のお買い物に回せて、貯金もしやすくなります。
そんなに大きな金額でなくても良いので、まずは毎月少しずつ積み立てる習慣をつけることをお勧めします。
貯金が苦手な人は「財形貯蓄」という方法で
入ったお給料はどうしても全部使っちゃう!
という人は会社に「財形貯蓄制度」があるか確認してみましょう。
財形貯蓄制度とは、会社が金融機関と連携して、お給料から自分が決めた額を天引きして貯めといてくれる制度です。
財形貯蓄には、普通にお金を貯めていく「一般財形」、老後資金の「財形年金」、住宅の購入・リフォームに備える「財形住宅」の3種類があります。
銀行口座を最低「2つ」作る
お金の管理について、最低でもザックリ「2つ」は銀行口座を作っておくことをお勧めします。
- メインの口座…日々使っていくお金。お金を動かす口座
- サブの口座…貯金用の口座。基本的に手を付けないでおく
今までとりあえず一つだけ口座を持っていたという人も、出来たらもう一つ口座を作っておくことをお勧めします。
メインバンクはお給料を振り込んでもらったり、生活費を引き出したりする口座。
もう一つのサブ口座は、基本的に貯金用の口座として、手を付けないでおく口座です。
個人的なおススメとしては、最初はお給料が入ったタイミングで先に決まった金額をこのサブ口座に入れておく作戦です。
すると溜まった金額も分かりやすく、毎月少しも貯金できない!という事態が防げます。
慣れてきたら、また用途に合わせて、口座を増やしていっても良いでしょう。
自分に合ったクレジットカードを作る
社会人になったら「新しくクレジットカードを作ろうかな」と考える人もいるでしょう。
大きな金額を支払う時は、財布にあまり大金を入れておきたくないですよね。
最近はクレジットカード支払やスマホ決済といった「キャッシュレス化」といって現金をあまり持ち歩かない文化も広まってきています。
ネットからライブのチケットや通販でお買い物をする際ににも、クレジットカードは必須になってきます。
働き始めると、学生の時では作ることができなかったカードが作れるようになります。
自分のライフスタイルにあったクレジットカードを検討してみてください。
民間保険に入ることを検討してみる
社会人になったら、生命保険などの民間保険についても一度検討してみましょう。
万が一の事故などに遭遇した場合、本人やその家族は、その保険の加入者が支払っているお金(保険料)の中から、保険金を受け取ることができます。
私自身も一年くらい前に事故にあって骨折しましたが、保険に入っていたので骨折期間において、保険金をもらうことができました。
民間保険には色々な会社・種類があるので、焦らず比較検討して考えましょう。
ただ、保険の勧誘には気を付けて、慎重に選んでください!笑
自分から「お金」について関心を持とう!
最初にも言った通り、お金のことについては、あまり学校では教えてくれなかったと思います。
それはこれからも同じです。
今まで、ニュースに興味があまりなかった人も少し意識して見てみると、もっとお金のことについて関心を持てるようになると思います!
「お金の話」は知らないと損をすることもあるし、自分の将来、老後に関わってくる大切なことなので、よければまた、私の記事も読みに来てください^^